「認定教育施設・連携医療施設制度」のご案内
日本内分泌学会では地域医療への配慮から、「認定教育施設・連携医療施設制度」を発足し、2017年度より連携医療施設も含めた形の研修制度を開始しております。
以前の専門医制度では、認定教育施設における研修のみが研修期間や経験症例として認められておりましたが、本制度では、認定教育施設(基幹病院)の連携医療施設(内分泌代謝科専門医※が1名以上在籍する病院または医院・クリニック)における研修も研修期間(原則、全研修期間の1/2以内)として認められることになります。
※内分泌代謝・糖尿病内科専門医でも可
専門医は在籍しても指導医不在のため、認定教育施設として認められなかった施設への若手医師の派遣を可能にしますので、人事面での柔軟性も大きくなり、内分泌代謝疾患の経験の幅や多様性も増すと期待されます。
連携医療施設は、認定教育施設の責任下に選定していただきます。専門医を目指す若手医師にとって、診療内容が内分泌・代謝研修施設にふさわしい施設に派遣していただきますよう、切にお願い致します。
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認定教育施設(基幹病院)が情報を把握し、学会事務局へ報告
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専門医申請時に申請者が研修修了証明書を両施設の署名・捺印とともに提出
という流れで運用させていただきます。今後ともご協力のほどお願い申し上げます。
連携医療施設報告書 提出のお願い
専門医研修後、専門医受験申請が出た際、研修施設の照合のために学会でも把握する必要があり、認定教育施設(基幹病院)から、連携医療施設として派遣される施設に関しての情報を、専用フォーマットにてお寄せいただきたく存じます。
この連携医療施設の情報に関して、年度途中で追加される場合は、その都度、同フォーマットにて学会事務局までお知らせ下さい。
(フォーマットは下記よりダウンロードできます。)
内分泌代謝科専門医認定申請について
最終的に、受験者の研修期間を把握するため、連携医療施設で研修した申請者用に新たに『研修修了証明書』を作成、認定教育施設(基幹病院)・連携医療施設両方の署名・捺印の上、提出することで認める形で運用します。
なお、認定教育施設(基幹病院)・連携医療施設制度は2017年4月から開始しましたが、専門医受験申請の研修期間として、2017年4月1日以降の研修実績を申請できるのは、書類上2018年度からとさせていただきます。
認定教育施設・連携医療施設制度について
- 連携医療施設とは、常勤の内分泌代謝科専門医※が1名以上在籍する病院または医院・クリニック (認定教育施設(基幹病院)の責任下に選定)を指す。
※内分泌代謝・糖尿病内科専門医でも可
- 連携医療施設の内分泌代謝科専門医は、内科系、小児科系、産婦人科系、泌尿器科系、脳神経外科系を問わない。
- 研修期間 認定教育施設(基幹病院)+連携医療施設 = 3年間
全研修期間が3年を越えることは可。2017年度(2017年4月1日)以降の期間を対象とする。ただし、認定教育施設での研修期間が1年6か月以上あること。 - 研修期間での非常勤勤務
短時間の非常勤勤務時間などがある場合、按分計算で1日7時間45分週4日を基本単位とする。 - 専門医申請時 研修参加条件
認定教育施設(基幹病院)で行われている内分泌代謝関連症例検討会への参加(原則年4回以上)
認定教育施設(基幹病院)で行われている内分泌代謝関連抄読会への参加(原則年4回以上)
日本内分泌学会 専門医委員会が指定する単位付与集会への参加(原則年2回以上)
<お問い合わせ>
日本内分泌学会事務局 (担当:荻野、藤本) senmoni@endo-society.or.jp
お問い合わせはメールにてお願いいたします。