日本内分泌学会

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教育育成部会(専門医) 理事 岩瀬 明

最終更新日:2025年10月14日NEW

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教育育成部会(専門医) 理事 岩瀬 明


群馬大学大学院医学系研究科 産科婦人科学

 この度、日本内分泌学会の理事に選出していただき、ありがとうございます。教育育成部会専門医委員会委員および庶務部会利益相反・倫理委員会委員長として、小川佳宏代表理事、橋本貢士部会長、柴田洋孝部会長のご指導のもと、微力ではございますが全力を尽くす所存です。

 生殖内分泌学の知識に裏打ちされた不妊症、月経異常、婦人科ホルモン依存性疾患の診療は長く産婦人科診療の中心ではありますが、近年著しく発展している生殖補助医療は、内分泌学の知識に乏しくても実践できる不妊治療としての側面を有しており、産婦人科医のなかで生殖内分泌学へ興味を持つ者が減少する一因となっています。一方で、生殖補助医療においてプロゲスチン製剤を使用する温故知新的な排卵抑制法や、従来のエチニルエストラジオールと異なるエステトロールというエストロゲンを含有したエストロゲン・プロゲスチン配合薬など新しい話題も登場しています。

 不妊症や周産期リスクとしての内分泌・代謝疾患についても、依然として重要なテーマであり、内分泌学のもとに専門家が集まり診療科横断的に共有できる本学会は貴重な議論の場であると認識しています。

 生殖内分泌領域の代表疾患である多嚢胞性卵巣症候群は、エピゲノム要因により世代を超えて伝播するリスクのある生殖表現型と後天的な要因が大きい代謝表現型に分けての病態解明が最新の研究手法で明らかになりつつあります。若い先生方に基礎研究・実臨床ともに取り組むべきテーマの多い生殖内分泌学に興味を持っていただき本会への参画を促していきたいと考えています。

 内分泌学および日本内分泌学会のさらなる発展のために、お役に立ちたいと考えています。皆様におかれましては、御指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

 

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