教育育成部会(専門医) 副部会長 理事 大塚 文男
岡山大学学術研究院医歯薬学域 総合内科学
このたび、小川佳宏代表理事のもと、日本内分泌学会理事・教育育成(専門医)副部会長を拝命いたしました岡山大学の大塚文男です。長い歴史をもつ本学会が、いよいよ創設100周年という節目を迎えようとする今、理事としての大切な役割を担うことに身の引き締まる思いです。
内分泌学は、基礎と臨床をつなぎ、多臓器にわたる幅広い知見を必要とする、まさに“総合力”の学問です。その奥深さに魅了されて以来、私は臨床と研究の両面から内分泌学の可能性を追い続けてきました。こうした経験を活かし、次世代を担う若手医師・研究者が、内分泌学の面白さを実感しながら成長できるような環境づくりを進めていきたいと考えています。
専門医制度の整備はもちろんのこと、ダイバーシティや国際交流を重視し、世界に開かれた学会としての発展にも貢献していきたいと思います。そのために、会員の皆さまの声を積極的に取り入れ、時代の変化にしなやかに対応できる教育・育成の仕組みを、ともに創り上げていきたいと考えています。また、中国支部長として地域医療・教育にも携わっており、現場の視点を大切にしながら、会員の皆さまと連携し、地域からも学会の活力を高めて参りたいと考えています。
内分泌学の未来は、私たち一人ひとりの挑戦と協働の積み重ねによって切り拓かれると信じています。100周年から次の100年に向けて、皆さまとともに新しい一歩を踏み出せることを楽しみにしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。