学術刊行部会 部会長(筆頭理事) 理事 益崎 裕章
琉球大学大学院医学研究科
内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座(第二内科)
小川佳宏代表理事の御指名によりまして再び学術・刊行部会長の任を賜りました。学術部門副部会長の菅波孝祥教授・刊行部門副部会長の大月道夫教授をはじめ委員の先生方との緊密な協力体制を構築し、日本内分泌学会の一層の発展のために誠心誠意、精進してまいりたいと存じます。有馬寛前代表理事の4年間には日本内分泌学会の旗艦誌Endocrine Journal(EJ)の誌面改革と国際化に編集委員長として取り組み、諸橋憲一郎教授・北村忠弘教授、御二人の副編集長の素晴らしい御力添えを戴きながら、オープンアクセス化、真の国際学術誌としての必須2要件であるDOAJとPubMed Central のライセンス取得を達成し、国際名誉エディター制度、Graphical Abstract, Featured Article, State-of-the Art Review制度などの新規導入、誌面改革に資する科研費の獲得(2023年から5年間)を実現することが出来ました。Case Report with Review of Literature, Comparative Endocrinology, Endocrine Disrupting Chemicals, Guidelines などの新ジャンルも付加し、研究成果の質の向上と親しみやすい情報発信の仕掛けを通して内分泌学の魅力と日本内分泌学会のプレゼンスを国内外に向けてさらにアピールしてまいりたいと考えております。また、これまでpeer-reviewなしの和文で刊行されてまいりました内分泌代謝Update のProceedingを発展的に解消し、EJのCase Report with Review of Literatureなどのジャンルに統合して英文論文として掲載する制度改革を進めました。学術刊行事業は学会活動の基盤であり、その充実は日本内分泌学会の一層の発展と真の国際化に直結致します。日本内分泌学会会員の先生方におかれましては引き続き変わらぬ御指導・御鞭撻を賜りますよう何卒宜しく御願い申し上げます。