日本内分泌学会

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免疫チェックポイント阻害薬による内分泌障害について

最終更新日:2018年11月28日

一般社団法人 日本内分泌学会
代表理事 伊藤 裕

 免疫チェックポイント阻害薬はその優れた抗腫瘍作用から種々の悪性腫瘍の治療に使用されるようになりましたが、自己免疫反応によると考えられる様々な有害事象の発生が問題となっています。このうち免疫チェックポイント阻害薬による内分泌障害は、進行癌患者の非特異的症状との鑑別が時に困難であり、また診断が遅れると重篤な転帰を辿ることもあるため、免疫チェックポイント阻害薬による治療に際しては内分泌障害の発症を常に想定し、発症時には適切に対処することが求められます。

 そのため、日本内分泌学会ではこの度、免疫チェックポイント阻害薬による内分泌障害(下垂体機能低下症、副腎皮質機能低下症、甲状腺機能異常症、副甲状腺機能低下症、1型糖尿病)の診療ガイドラインを作成し、発表することに致しました。このうち、1型糖尿病に関しては日本糖尿病学会と共同で検討しました。

 各科の医師と連携し、免疫チェックポイント阻害薬による適切な治療が行われるように努めていただくことを会員各位にお願い致します。

 

免疫チェックポイント阻害薬による内分泌障害の診療ガイドライン

 

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