教育育成部会（育成） 幹事 鈴木 敦詞
藤田医科大学 医学部 内分泌・代謝内科学
学問の発展には、先達からの知識・知恵・技術の継承は必須であり、どの分野でも若手育成制度の整備には大きな力が注がれています。内分泌・代謝学は、症例を吟味しホルモン・栄養素・微量元素の生体での流れと作用機序をじっくりと検討する学問です。腰を落ち着け、しっかり時間を取ってディスカッションを繰り返すことが実力を磨き、学問を発展させる上で特に重要な領域であると存じております。最近の新型コロナウイルス感染症流行により、従来型の人と人とのつながりが寸断される一方、あらたなネットワーク・情報工学手法により、より一層簡便な交流や教育が可能ともなってきております。時代の変遷・技術の発展を上手く利用しながら、古来の交流手法とのハイブリッド型の教育・育成体制を先生方と共に模索して参りたく存じております。言うまでもなく学問の継承・発展のためには、その前提として若手・ベテランを問わず、学ぶことの楽しさを共有することが大切と存じます。先生方のご指導により私自身も更に研鑽を積んでまいりたく存じます。何卒宜しくご指導のほどお願い申し上げます。
